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心の理論と粘土―保育の心理学Ⅱ

公開日:2018年07月14日 カテゴリー:ニュース

幼児理解に関するホットトピックスの1つとして「心の理論」があげられます。

「心の理論」は、他者の心を推論し、理解することに関する理論です。近年では特に発達障がい児の理解の観点から取り上げられることが多くなっています。

そこで、講義を行った後に心の理論を測定する課題を粘土で作成してもらうことにしました。

今回は「三つ山課題」を取り上げます。これは、東西南北からそれぞれ見え方が異なる山の模型を用意するというものです。子どもに東西南北のどこかに座ってもらい、それとは別の所に座った人から模型がどのように見えるかを話してもらいます。自分と他者の見え方が異なっていることがわかっている場合は心の理論を獲得していると判断できます。

また、保育現場では粘土遊びを行うことも多いことから、心の理論だけでなく粘土の実習も兼ねて、粘土を用いて見え方が異なるオブジェクトを作成し、心の理論の実験を行ってもらいました。心の理論に加えて、粘土で造形を作ることに熱心になるグループや、子どもが粘土で作るものについて一生懸命考えているグループもあり、思い思いに課題に取り組みました。